ギンジェー タイのベジタリアン週間
今月の13日から21日までの9日間、タイではギンジェーというお祭りが
行われていました。
菜食週間(ベジタリアン)で、その期間は白い衣装を身に着けたり
肉を食べずに、身体からの毒素をだして清めると言われています。
中国での領地争いで、敵に対抗するために白い服を身につけ、肉魚を控えることで、
勇気と力が湧くと信じられたのが始まりだと言われているとか。
でも今では経済効果がかなり大きくなっているとのことで、食品メーカーも
こぞってこの時期に菜食フードを売り出したり、レストランでは
菜食メニューを店頭で宣伝したりと大にぎわいです。
食べ物だけじゃありません。近所のお寺も毎晩8時から夜中まで
ずーっと歌いっぱなし、騒ぎっぱなし。
道路では時たま、爆竹が投げられたりと・・派手っていうか怖いっていうか。
私は一時期ベジタリアンになりかけた事もあるのですが、
いまは肉も気分次第で頂いています。
でも、野菜だけで済ませると身体が軽い感覚があるので、
菜食も時々するようにしています。
このギンジェーは日本にいる時から、ずっと楽しみにしていました。
フードコートでも、ショッピングセンターでもあらゆる場所で
ベジタリアン食が手に入るなんて、日本のヨガ友達がめっちゃ喜ぶだろうな。
でもね、ベジタリアン食=健康 とも限らないなあと思ったのが
今回のギンジェーの感想。
結構、意味不明な色の食べ物とか、大豆ミート使いまくりのメニューとか
果たして身体にいいのだろうか、と疑問に感じることもありました。
健康を目指すのと、宗教的にベジになるのと、歴史的なイベントとして
一定期間だけ菜食になって身を清めるのと。
全く菜食なんて関係なく、お肉もファストフードも食べ続ける事も。
どれも、それぞれの信条に従っていればいいのかなと思いました。
どれも間違ってないと思うし、誰かに押し付けたり、迷惑かけたり
主張しすぎたりしなければ、好きなように選べばいいこと。
このギンジェーは今年は終わってしまったけど、
食べ物を頂くということは、動物だろうと植物だろうと、インスタントだろうと
すべては地球に帰属するもので、頂いていることに代わりはない。
いつもありがたく思って食べる方が身体にいいんじゃないかしら、、
と思ったギンジェー週間でした。